20100917: 瀬戸内海の生物多様性保全のための第5回三学会合同シンポジウムin 名古屋(9月23日開催)

会員の中原聖乃さんから、お知らせをいただきましたので、転載いたします。

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瀬戸内海の生物多様性保全のための第5回三学会合同シンポジウムin 名古屋

「上関(かみのせき):瀬戸内海の豊かさが残る最後の場所」

瀬戸内海は、日本の沿岸海域の中でひときわ高い生物生産力と生物多様性を有する内湾でしたが、その生物学的な豊かさは、近年の沿岸開発によって大きく損なわれてしまいました。その中で周防灘の上関周辺は、本来の豊かさがよく残されている稀な場所です。しかし、今ここに、原子力発電所の建設が計画されています。その環境アセスメントはきわめて問題の多いもので、これに対して、生物学研究者の組織である3つの学会(日本生態学会、日本
ベントス学会、日本鳥学会)は、生物多様性保全の視点から、もっと慎重な環境アセスメントを求める要望書を事業者に提出しています(合計12件)。
しかし、これらの要望書は、全く無視され、埋め立て工事が着工されようとしています。このままでは、今までかろうじて残されてきた瀬戸内海本来の豊かさが完全に失われてしまうかもしれません。そのような取り返しのつかない損失を防ぐために、学会の「要望書」の内容を多くの人に知っていただきたいと考え、一般公開のシンポジウムを企画しました。

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開 催 日: 2010年9月23日(木、秋分の日)
           午後1時30分〜4時30分

会場:南山大学名古屋キャンパスB棟1階B11教室
名古屋市昭和区山里町18
 http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/navi/nagoya_main.html
地下鉄名城線「八事日赤」駅より「正門」経由、または「名古屋大学」駅1番出口より「山手通門」経由、いずれも徒歩10分。周辺は全面駐車禁止となっておりますので、自家用車での参加はご遠慮下さい。
参加費: 500円(資料代)
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主催:  日本生態学会 自然保護専門委員会、日本鳥学会 鳥類保護委員会、日本ベントス学会 自然環境保全委員会
後援:  日本魚類学会自然保護委員会、(財)日本自然保護協会、 (財)世界自然保護基金(WWF)ジャパン、NPO法人ラムサール・ネットワーク日本、ほか
事務局、問い合わせ先:
日本生態学会上関原子力発電所問題要望書アフターケア委員会
代表:安渓遊地(Tel: 083-928-5496、e-mail: ankeiyuji@gmail.com
庶務:佐藤正典(Tel: 099-285-8169、e-mail: sato@sci.kagoshima-u.ac.jp
会場の問い合わせなど:中原聖乃
(Tel: 080-2613-7968、e-mail: nakaharasatoe@yahoo.co.jp


プログラム
はじめに 「学会からの要望書提出の経緯」佐藤正典(鹿児島大学)
講演1  「周防灘に残されている瀬戸内海の原風景」加藤真(京都大学)
講演2  「上関に生息する希少な鳥類について」飯田知彦(九州大学大学院・日本生態学会)

学会からの要望書の説明
安渓遊地(日本生態学会上関問題要望書アフターケア委員会委員長)
佐藤重穂(日本鳥学会鳥類保護委員会副委員長)ほか

コメント 「陸上生物、里山の観点から」野間直彦(滋賀県立大学)
コメント 「生物多様性条約に基づく国の政策」国会議員(調整中)

質疑応答
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過去に開催された瀬戸内海の生物多様性保全のための三学会合同シンポジウム
第1回:2010年1月10日(日)13:30〜16:30、広島市(広島国際会議場)
第2回:2010年3月14日(日)13:30〜16:45、東京都(明治大学リバティホール)
第3回:2010年5月1日(土) 13:30〜16:30、山口県光市(光市民ホール)
第4回:2010年7月25日(日)13:30〜16:45、京都市(京都大学吉田キャンパス)
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