Archive for 10月, 2014

2014/10/01

中部人類学談話会第225回例会のお知らせ

中部人類学談話会第225回例会のお知らせ

御案内:
中部人類学談話会第225回例会(日本アフリカ学会中部支部共催)を下記の要領で開催いたします。なお、例会は日本文化人類学会の中部地区研究懇談会をかねて開催されています。参加無料で、例会は一般に開放されています。事前登録の必要はありません。

日時 2014年10月18日(土) 13:30-17:30
場所 愛知県立大学サテライトキャンパス(ウィンクあいち15階)
 アクセスは、下記参照
http://www.winc-aichi.jp/access/

プログラム
13:30-13:40
 『趣旨説明』 五百部裕(椙山女学園大学・人間関係学部)
13:40-14:55
 『チンパンジーの遺伝子・ゲノムの地域差と行動多様性の関係』
  早川卓志(京都大学・霊長類研究所・博士後期課程・日本学術振興会特別研究員)
14:55-15:10 休憩
15:10-16:25
 『野生チンパンジーの行動の地域差と「文化」』
  西江仁徳(京都大学・野生動物研究センター・日本学術振興会特別研究員)
16:25-16:40 休憩
16:40-17:30 総合討論

発表要旨
『チンパンジーの遺伝子・ゲノムの地域差と行動多様性の関係』 早川卓志
 これまで、野生チンパンジーの行動レパートリーの地域間や隣接集団間での差異は、集団内での社会的な伝達(文化)によって説明されることが多
かった。しかし近年、チンパンジーの全ゲノム規模での遺伝研究が進んだことで、こうした行動多様性の一部を個体間・集団間の遺伝的差異によって説
明できる可能性が拓けてきた。チンパンジーゲノムの個体差・地域差に関する研究史を私自身の調査結果も交えながら振り返り、野生チンパンジーの遺
伝・行動相関について考察したい。

『野生チンパンジーの行動の地域差と「文化」』 西江仁徳
 野生チンパンジーの研究が始まって50年が経過し、熱帯アフリカ各地で野生チンパンジーの行動レパートリーの共通性と多様性が確認されてきた。本
発表では、これまで報告されてきた野生チンパンジーの行動の地域差について概説し、さらにこうした行動の地域差が野生チンパンジーの「文化」と考
えられてきた学史的経緯を批判的に検討する。