Archive for ‘What’s New: 談話会例会開催情報’

2018/12/04

【修正版】中部人類学談話会第245回例会のお知らせ(190113)

先日ご案内した中部人類学談話会第245回例会の開催日時に、誤りがありました。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。つきましては、修正版のご案内をお送りします。どうか皆さまふるってご参加くださいますよう、あらためてお願い申し上げます。

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◆中部人類学談話会第245回例会◆
「野生霊長類保護の人類学」

日時:2019年1月13日(日)13:30-17:30
会場:南山大学 R棟R65教室
*交通アクセス
地下鉄名城線「八事日赤」駅より徒歩約8分)
http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html

【プログラム】
13:30-13:40 趣旨説明 竹ノ下祐二(中部学院大学看護リハビリテーション学部)

13:40-14:30 足立薫 (京都産業大学現代社会学部)
「餌やる人々:香港の野生マカクザルと人間の関係」

14:30-15:20 川本芳 (日本獣医生命科学大学獣医学部)
「獣害対策にみるレジリエンス:日本とブータンのちがい」

15:20-16:10 竹ノ下祐二
「ビジネス化するゴリラ保護」

16:10-16:20 休憩

16:20-17:00 コメント 奥野克巳 (立教大学異文化コミュニケーション学部)、松浦直毅 (静岡県立大学国際関係学部)

17:00- 総合討論

備考:終了後、懇親会

【企画趣旨】
「保護」が霊長類学の主要なイシューのひとつとなるのは1990 年代以降であるが、ひとくちに「野生霊長類の保護」といっても、その実情は多岐にわたる。また、保護の現場では、対象となる動物の生態を知ることと同等かそれ以上に、地域住民をはじめとするさまざまな関係者とのかかわりが重要である。
今回の談話会では、野生霊長類の保護を「人と自然のかかわり」のひとつと捉え、人類学的考察を深めることを目的とする。そのために、日本、アジア、アフリカで霊長類の保護に関わる3 名の研究者(霊長類学者) が講演し、人と野生動物の関わりを研究する2 名の人類学者によるコメントしたのち、みんなで議論したい。

【発表要旨】
◆発表1 足立薫 「餌やる人々:香港の野生マカクザルと人間の関係」
香港のマカク属のサルは、都市環境の人間の活動と隣り合わせに生息する。野生動物が保護される郊野公園には散策やスポーツを楽しむ人々とともに、野生動物に餌を与える人々が訪れる。餌やりを禁止して野生動物を自然状態にもどそうとする政府は、餌やりという自然との独自の関わり方を志向する市民に対応するとともに、一方で野生動物に避妊処置を施すことで自然状態に介入している。郊野公園でサルに餌をやり続ける人々とそれをとりまく社会的環境について、他地域の民族霊長類学研究の事例とも比較しながら紹介したい。

◆発表2 川本芳 「獣害対策にみるレジリエンス:日本とブータンのちがい」
自然災害のひとつに獣害があります。今回はこの災害からの回復力(レジリエンス)を話題に、日本とブータンの獣害対策について紹介します。日本は個体数調整を促進し生息数を減らす対策を進めています。一方、ブータンは自国製電気柵システムの開発を進めています。数を減らさないと被害が収拾できないか、被害対策の裏には野生生物と人間の共存問題があります。両国の対策には宗教や生命観・倫理観を反映したちがいがあります。

◆発表3 竹ノ下祐二 「ビジネス化するゴリラ保護」
野生ゴリラの保護活動の主要なトピックは、生息地の住民に対し、ゴリラやかれらの生息環境の消費的な利用をやめさせることの見返りとなる代替生計手段をいかにして提供するかということである。その目玉がゴリラ観光である。ゴリラ観光は成功すれば国や地域に多大な利益をもたらすが、その一方で、ゴリラの「商品化」が進み、現場にビジネスの論理が浸透する。この流れは、商業的成功が保全の成功と混同されるようになってゆく危険をはらんでいる。

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問い合わせ先:
中部人類学談話会 << anthro-chubu >> 事務局
中京大学現代社会学部岡部研究室気付
E-mail: anthroch[at]gmail.com(@を[at]に置き換えています)
URL: https://anthroch.wordpress.com/

中部地区研究懇談会担当理事 亀井伸孝(愛知県立大学)
中部人類学談話会会長 後藤明(南山大学)
中部人類学談話会事務局 岡部真由美(中京大学) 、藤川美代子(南山大学)

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2018/09/02

中部人類学談話会第244回例会のお知らせ(180922)

9月22日(土)に中部人類学談話会第244回例会が開催されます。
以下にご案内申し上げます。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
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◆中部人類学談話会第244回例会◆

「人類学におけるイレズミ・タトゥー研究の新展開」

日時:2018年9月22日(土)13:30~17:00 (最大延長)
会場:名城大学ナゴヤドーム前キャンパス 西館DW401教室
地下鉄名城線ナゴヤドーム前矢田駅より徒歩約5分
*交通アクセス https://www.meijo-u.ac.jp/about/campus/dome.html

【プログラム】
13:30-13:30 趣旨説明 山本芳美氏(都留文科大学文学部)

13:40-14:20 発表1 山越英嗣氏(早稲田大学人間総合研究センター)
「「痛み」を通じた共同体の形成 千葉市で商店を営む若者たちのタトゥーを事例として」

14:20-14:30 質疑応答

14:30-15:10 発表2 桑原牧子氏(金城学院大学文学部)
「イレズミ=ティキの神像・偶像化と模様化 ジェル、ラトゥール再考」

15:10-15:20 質疑応答

15:20-15:30 休憩

15:30-16:10 発表3 津村文彦氏(名城大学外国語学部)
「東北タイにおけるサックヤンと憑依」

16:10-16:20 質疑応答

16:20-16:50 全体討論
コメンテーター 山本芳美氏(都留文科大学)

備考: 終了後、懇親会

【趣旨】

 今回の談話会は、科研費の共同研究「顔・身体表現から検討するトランスカルチャー下の装飾美」(No.18H04202)と「東南アジアにおける呪術的イレズミの人類学:知識と力をまとう身体の比較研究」(No.17K03300)に参画している研究者によるものである。

 イレズミ・タトゥー研究は、19世紀半ばから専門領域として立ち現れてきた文化・社会人類学のなかでも、古典的なテーマである。先行研究では、ある地域のイレズミの文様、理由、施術師を軸にした精緻な報告が積み上げられてきた。だが、2010年代に入り、日本の観光政策でインバウンドを招致するにあたり、潜在的にあった「温泉タトゥー」問題が焦点化したことに見るように、新たな研究の視座が必要とされている。本研究計画では、研究自体をアップデートさせるべく、社会や歴史のなかでの位置づけ、彫刻や布などのさまざまな表現形態とのつながり、断絶、そして身体感覚など、新しい視野を含んだ考察を試みる。その第一歩として、今回は中部人類学会談話会の場をお借りし、イレズミ・タトゥーを中心に研究してきた研究者が、各自のフィールドを手がかりに報告をおこなうものである。

【発表要旨1】 山越英嗣氏
「「痛み」を通じた共同体の形成 千葉市で商店を営む若者たちのタトゥーを事例として」

現代の日本社会における若者のタトゥーは、ファッションの一環としての消費活動や、あるいは支配社会への抵抗であるとする表層的な理解にとどまってきた。それに対して本発表が明らかにするのは、タトゥーを身体に入れる痛みと、「社会的逸脱者」というスティグマを背負うことの両方の「痛み」を同時に引き受けることを通して、特別な紐帯を築こうとする若者たちの姿である。本発表では、2012年に千葉市で行ったフィールドワークのデータを用い、彼らが身体に入れているタトゥーの具体的な図柄に着目した報告を行う。

【発表要旨2】 桑原牧子氏
「イレズミ=ティキの神像・偶像化と模様化 ジェル、ラトゥール再考」

本発表は、タヒチの社会状況とイレズミの道具や技法が変容することで、イレズミで彫られるティキがいかに生成変化したかをジェルとラトゥールを再考しながら論じる。ティキは伝統信仰においては「無形」を表す、模様のない木片であったのが、イレズミ施術では皮膚に有形で彫られ、有形であってもマルケサス伝統イレズミでは部位、そして道具の変化と共に全身へと形状が変容する。これらティキの物質性と形状が、「神像・偶像のティキ」と「模様のティキ」を、さらに、悪魔祓いの現場では「悪魔の入口のティキ」を生成させる。形状や物質性に誘導されながら、人々がティキに働きかけ、さらに、ティキに関わる人々の間で、ティキについての異なる見解が交わされることによって、イレズミ=ティキの神像・偶像化と模様化が生じることを考察する。

【発表要旨3】 津村文彦氏
「東北タイにおけるサックヤンと憑依」

 本発表は、タイの呪術的な力をもつサックヤン(sakyan)を取り上げ、身体装飾の一つと考えられてきたイレズミを媒介として、知識と力と身体とが交差する局面を分析する。敵からの防御、異性の誘惑などの神秘的な力をもつとされるサックヤンは、シャンやクメールからの影響を受けながらタイで古くから実践されてきたが、近年ではマスメディアを通して世界でも広く知られる。本報告では東北タイのいくつかの彫り師を事例として、仏教やバラモン教との関わり、憑依儀礼における意味づけ、美醜と善悪などを考察し、聖なる知識と呪的な力が物質性をもって立ち現れるという点で、東北タイに見られる他の呪術実践と深い関わりをもつ点を指摘する。
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問い合わせ先:
中部人類学談話会 << anthro-chubu >> 事務局中京大学現代社会学部岡部研究室気付
E-mail: anthroch[at]gmail.com(@を[at]に置き換えています)
URL: https://anthroch.wordpress.com/

中部地区研究懇談会担当理事 亀井伸孝(愛知県立大学)
中部人類学談話会会長 後藤明(南山大学)
中部人類学談話会事務局 岡部真由美(中京大学) 、藤川美代子(南山大学)

2018/05/07

中部人類学談話会第243回例会のお知らせ(180520)

中部地区研究懇談会(中部人類学談話会第243回例会)
修士論文・博士論文合同発表会

下記の要領で、中部地区修士論文・博士論文合同発表会を開催します。
みなさま、ふるってご参加くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

◆日時
2018年 5月20日(日)14:00~17:45

◆会場
名古屋大学文学部 大会議室(room no.110)

◆アクセス
地下鉄名城線名古屋大学駅より徒歩約5分
*交通アクセス http://www.nagoya-u.ac.jp/access/index.html
*キャンパスマップ http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/index.html

◆プログラム
《修士論文の部》

14:00-14:30  鈴木美香子(名古屋大学大学院人文学研究科博士後期課程)

「観光みやげとは何か:名古屋みやげを中心に」

日本に数多くある「観光みやげ」は、その多くが他人に分け与えることを前提とした食品であり、自分への記念品が中心である諸外国のみやげとは異なっている。近世までみやげの中心はお札や楊枝など、軽量でかさばらない物であり、土地名物の団子や餅などは旅人だけが味わえるものだった。その後、食品の保存技術や包装が飛躍的に向上するとともに、みやげの主役は食品に変わっていった。他方、「観光みやげ」とは、外国人旅行者が観光地で購入する工芸品などのことも指していたが、高度経済世長期に日本人による国内旅行が盛んになると、日本人向けのみやげも「観光みやげ」と呼ばれるようになった。本稿はこのような「観光みやげ」の成立と展開を「観光」と「みやげ」の変遷から改めて検証し、名古屋みやげを事例として分析した。その結果、「観光みやげ」には「観光みやげになる」うえでいくつかのパターンがあることを明らかにし、「観光みやげ」の類型論的検討をおこなった。

提出先:名古屋市立大学大学院人間文化研究科

14:30-15:00  張雪巍(名古屋大学大学院人文学研究科博士後期課程)

「地域観光を創造するまなざし:山梨県勝沼地域における葡萄観光活動の事例から」

本論文では山梨県甲州市勝沼地域における観光活動を事例として、観光活動におけるホストとゲストの立場をより明確化した上で、まなざし論の視点から、ホストのまなざしが如何に構築され、ゲストのまなざしと如何に関わるのかを考察した。また、まなざしが現地の観光活動にどのような影響を与えているのかを明らかにした。まず先行研究を通じて、まなざしという概念を把握し、ホストとゲストの相互関係を整理した。そして、先行研究の結論を現地調査で検証した。2015年から2016年にかけて、勝沼地域のホストを52人、ゲスト48人に聞き取り調査を行い、合計四回の現地調査を行った。また、ホストのまなざしの形成、過程、影響などの側面に分析の重点を置いた。結論として、本論文で取り上げたホストが常にゲストの範囲、ゲストの目的、ゲストのまなざしの変化に注目していることが分かった。また、ジョン・アーリのまなざし論を踏まえ、よりダイナミックかつ立体的なまなざし理論の構築を試みた。最後に、このまなざしがもたらした新たな影響について論述した。

提出先:名古屋大学大学院人文学研究科

15:00-15:30 ヒヤ・ムカルジー(名古屋大学大学院人文学研究科博士後期課程)

「日本とインドにおける習慣と信仰:出産儀礼の比較研究を中心に」

本研究の目的は、 地理的にも文化的にも大きく異なる日本とインドの社会における出産儀礼の比較研究をおこない、出産儀礼を通して、日本とインドの文化的背景、習慣上の異同を検討することにある。日本人とインド人にとって生育儀礼にはどのような意味が込められているのか、それらにおいて宗教と出産儀礼がどのように関連しているのかという点にとくに注目し、二つの社会における出産儀礼の類似点と相違点を論じた。宗教については、日本の場合は主として神道、インドの場合はヒンドゥー教に注目した。本発表では、民間伝承、伝説、昔話などを手がかりとしながら、それぞれの生育儀礼を紹介するとともに、比較検討を通じて明らかになった両者の異同について報告する。また、今後、二つの社会の出産儀礼から民間信仰の違いを把握するうえでの課題についても述べることにしたい。

提出先:School of Language, Literature and Cultural Studies, Jawaharlal Nehru University, India

15:30-15:45 休憩

15:45-16:15  吉田文久(南山大学大学院人間文化研究科博士後期課程人類学専攻)

「民俗フットボールの人類学的研究に向けて」

これまで(1993年以来)英国の17箇所に存続する民俗フットボールの調査に出かけ、ゲームの様子を記録し、それらがどのように現在に至っているのかを探る研究に取り組んできました。その研究に向かったのは、学校体育の教材としてサッカーは技術や戦術といったプレイに関わる学習内容に留まらず、スポーツの中でも豊かな文化的内容を有し、スポーツの文化的意義を学ぶ教材になるのではないかという問題意識からでした。今回の発表では、それまで取り組んできた体育科教育学研究から民俗フットボールを対象とするスポーツ人類学研究に向かった経緯、そして、これまで取り組んできた民俗フットボール研究の成果を概括し、英国ではメディアで取り上げられながら、日本では紹介されていないスコットランドのオークニー諸島のカークウォールに存続する民俗フットボールの様子も紹介させていただきます。さらに、博士論文の構想案も提示させていただき、広く意見を頂戴し、今後の研究活動に生かしたいと思います。

16:15-16:45 天野紗緒里(名古屋大学大学院人文学研究科博士後期課程)

「現代日本社会における占い師に関する文化人類学的考察:東海地方の占いの館の事例から」

本論文の目的は、現代日本社会における「宗教的なるもの」の提供者である占い師に着目し、彼らが占い師に至る過程を文化人類学的手法で民族誌的に記述することである。
第1章では、先行研究の批判的検証から、本論文では「宗教的なるもの」を提供してきた占い師に着目し、都市部の民間巫者・占者として捉えて微視的な視点から研究する必要性を示した。第2章では、占い師の代表的活動場所である「占いの館」について概略し、3章では、どのような占い師が働いているかを事例から分析した。第4章では、普通の人が占い師になる過程とどのように働いているかを民族誌的に描き、第5章では、占い師の視点で占いの相談を捉えることで、これまで議論されてこなかった占いのメンタルヘルスケアの側面に迫ることで、占い師は現代日本社会で生きる普通の人々であるからこそ、同じ社会で生きる人々の多様な「生」の状況に幅広く対応できる存在であることを浮き彫りにした。終章では、全体の議論の総括をした。

提出先:南山大学大学院人間文化研究科

《博士論文の部》

16:45-17:45 神山歩未(名古屋大学大学院人文学研究科博士研究員)

「「伝統」・移住・文化再創造:現代のマオリタンガ」

本論文は、ニュージーランド都市部在住の先住民マオリの文化実践をめぐる民族誌的記述と分析から、マオリタンガ(Māoritanga)を批判的に再検討するとともに、先住民の文化的独自性と権利の主張に関わる戦略的本質主義とアイデンティティ・ポリティクスの問題点を論じたものである。一部のエリート・マオリによる極端な本質主義化の議論は、マオリ文化の多様性を否定し、エリート・マオリが偽物扱いする都市在住マオリなどが二重に周縁化される危険性をはらんでいる。そこで本論文では、都市在住マオリに焦点を当て、彼らの「伝統的」文化実践と、世界的な環境保護運動の活発化と連動しつつ展開している新たな権利回復の主張を、マオリタンガの新たな展開例として記述、分析した。そのうえで、権利主張者としてのマオリの政治的立場を弱めることなく、戦略的本質主義がもたらし得る弊害を乗り越えるうえで、多配列思考が一定の有効性を持つことを指摘した。

提出先:名古屋大学大学院人文学研究科

*終了後、周辺にて懇親会の予定

◆お問い合わせ先
中部人類学談話会 << anthro-chubu >> 事務局
中京大学現代社会学部岡部研究室気付
E-mail: anthroch[at]gmail.com
(@を[at]に置き換えています)
URL: https://anthroch.wordpress.com/

2018/02/09

中部人類学談話会共催シンポジウムのお知らせ(180318)

みなさま

2018年3月18日(日)に南山大学人類学研究所にて以下のシンポジウムが開催されます。
皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げます。

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公開シンポジウム
「 天文学と人類学の融合 第三回:それぞれの大地、それぞれの宇宙」
(主催:南山大学人類学研究所、共催:中部人類学談話会)

日時: 2018年3月18日(日)13:00~17:30
会場: 南山大学S棟4階S48教室
地下鉄名城線「八事日赤」駅より徒歩約8分)
http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html

プログラム:

12:30 開場
13:00-13:10 趣旨説明 後藤 明

13:10-13:40 大橋真砂子(南山大学・名城大学)
「古代・中世ヨーロッパにおける春分の日付」

13:40-14:10 関口和寛(国立天文台)
「技術の進歩と宇宙観の変遷」

14:10-14:40 戸田美佳子(国立民族学博物館)
「森から見える星空ーアフリカ熱帯雨林における夜の世界」

14:40-15:00 休憩

15:00-15:30 中野真備(京都大学院)
「インドネシア・バンガイ諸島のサマ人の漁撈における天体利用」

15:30-16:00 古澤拓郎(京都大学)
「インドネシア・スンバ島西部の在来暦法:太陽・星・月・ゴカイ・儀礼・農耕のシグナル伝達」

16:00-16:30 小谷真吾(千葉大学)
「インドネシア・ロンボク島の暦法:天文・自然現象との関連、及び文化資源と しての再評価について」

16:30-16:45 休憩

16:45-17:30 コメントと総合討論
司会:後藤 明(南山大学)
総括コメント 高田裕行(国立天文台)

※シンポジウムは参加無料で、一般公開されております。

問い合わせ先:
南山大学人類学研究所
Phone:052-832-3111(代表)
Fax:052-833-6157
E-mail:ai-nu@ic.nanzan-u.ac.jp
http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/JINRUIKEN/

2017/10/22

中部人類学談話会第242回例会のお知らせ(171209)

中部人類学談話会第242回例会
日時:2017年12月9日(土)13:30~17:00 (最大延長)
会場:名古屋大学人文学研究科/文学部 1階大会議室(110教室)

地下鉄名城線名古屋大学駅より徒歩約5分
* 交通アクセス http://www.nagoya-u.ac.jp/access/index.html
* キャンパスマップ http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/index.html

プログラム:
13:30~14:30 発表① 吉田早悠里氏(南山大学国際教養学部)
「無文字社会における歴史の再構築と外国人研究者の関与:エチオピア南西部カファ地方の事例から」

14:30~15:00 質疑応答

15:00~15:15 休憩

15:15~16:15 発表② 座馬耕一郎氏(長野県看護大学看護学部)
「チンパンジーに学ぶ私たちの眠り」

16:15~16:45 質疑応答

備考: 終了後、懇親会

【発表要旨①】 吉田早悠里氏
「無文字社会における歴史の再構築と外国人研究者の関与:エチオピア南西部カファ地方の事例から」

本発表は、エチオピア南西部カファ地方の事例をもとに、無文字社会においてどのように歴史が再構築されているのかについて、外国人研究者の研究成果との関わりをもとに論じるものである。2010年頃からカファ地方では、同地に1897年まで繁栄したカファ王国の歴史と文化を復元し、次世代に継承しようとする取り組みが活発になっている。しかし、カファ地方で話されているカファ語は文字をもたず、歴史資料も乏しい。加えて、口頭伝承やかつての歴史を知る人物の多くが他界し、同地の歴史を知ることは困難になっている。こうしたなかで、カファ王国時代を知る手がかりとして20世紀に同地を訪れた外国人研究者による研究成果が用いられるようになっている。そこで、外国人研究者による研究成果がどのようにカファ地方の人々に知られ、用いられているのか。また、それらが現地の人々の歴史観やアイデンティティにいかなる影響を及ぼしているのかについて検討する。

【発表要旨②】 座馬耕一郎氏
「チンパンジーに学ぶ私たちの眠り」

本発表では野生チンパンジーの睡眠について紹介し、それをもとに私たちの眠りについて考察する。睡眠は生理的な欲求にもとづく行動である。レム睡眠やノンレム睡眠が哺乳類全般にみられることからも、ヒトの睡眠は進化の歴史の中でかたち作られてきた生理的な行動のひとつということができる。一方で睡眠は文化の側面も持つ。ベッドで眠る人もいれば畳の上に敷いた布団で眠る人もいるように、世界にはさまざまな眠り方がある。私たちの眠りについて深く考えるためには、睡眠を進化と文化の両側面から考える必要がある。
ヒトに近縁なチンパンジーやボノボ、ゴリラ、オランウータンは、夜になるとベッドを作りその上で眠る。チンパンジーのベッドは毎日、おもに樹上に作られる。木の枝葉を幾重にも重ねて作られたベッドは、楕円形で、中がくぼんだお皿のような形状をしており、このベッド作りは学習によると考えられている。このような樹上のベッドは、二足歩行をはじめた人類の祖先も作っていたとされ、その後地上で眠るようになり、眠り方の多様性が生じたと考えられる。発表ではチンパンジーのベッドをヒントに開発された人類進化ベッドについても紹介する。

問い合わせ先:
中部人類学談話会 << anthro-chubu >> 事務局

  中京大学現代社会学部岡部研究室気付
E-mail: anthroch[at]gmail.com(@を[at]に置き換えています)
URL: https://anthroch.wordpress.com/
2017/09/20

中部人類学談話会第241回例会のお知らせ(171014)

みなさま

10月14日(土)に、中部人類学談話会(第241回例会)が開催されます。
以下にご案内申し上げます。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

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中部人類学談話会第241回例会

日時:2017年10月14日(土)13:00~14:45

会場:南山大学R棟3階R65教室(当初のR35からR65教室へ変更となりました)

R棟地上階入口の右手にあるエレベーターで6階へお上がりください。

http://www.nanzan-u.ac.jp/CMAP/nagoya/campus-nago.html

アクセス 地下鉄名城線八事日赤駅より徒歩約8分
地下鉄鶴舞線いりなか駅1番出口より徒歩約15分

住所 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18

【プログラム】
鈴木舞 氏(東京大学地震研究所)
「法と科学の交差:ニュージーランドにおける科学鑑定の分析」

〈発表要旨〉
今日、我々の生活において科学は不可欠の存在となっており、文化人類学でも1970年代以降、科学的知識の産出プロセスや科学と社会との関係性が重要な研究課題となってきた。本発表ではこうした科学に関する文化人類学の研究潮流に基づき、多様な科学分野の中でも、犯罪に関連する科学の検討を行う。
近年、犯罪捜査や裁判に貢献するために、DNA型鑑定をはじめとして、犯罪の証拠資料を科学的に分析する科学鑑定が、法科学ラボラトリーで実施されている。科学鑑定は法科学とよばれる科学に基づいて行われるが、科学鑑定の結果は裁判などの法的文脈の中で利用される。そのため、科学鑑定の現場である法科学ラボラトリーとは、法と科学という異なる認識枠組みを持つものが交差する場であり、それ故に様々な問題も生じている。本発表では、ニュージーランドの法科学ラボラトリーでのフィールドワークに基づき、法と科学が交錯する中で、どのように科学鑑定が遂行され、いかなる問題が発生し、それが解消されていくのかを分析する。

備考:終了後、懇親会(18:00~を予定)

*付記*
南山大学人類学研究所では、10月14日(土)15:00から、
亡命チベット人を描いたドキュメンタリー映画 『ラモツォの亡命ノート』上映とトークセッションが予定されています。
ご関心がおありの方は、談話会にも映画会にもふるってご参加ください。
http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/JINRUIKEN/activity/2017/20171014_Tibetianwoman.pdf

【お問い合わせ先】
中部人類学談話会 << anthro-chubu >> 事務局
中京大学現代社会学部岡部研究室気付
E-mail: anthroch[at]gmail.com(@を[at]に置き換えています)
URL: https://anthroch.wordpress.com/
中部地区研究懇談会担当理事 佐々木重洋(名古屋大学)
中部人類学談話会会長 後藤明(南山大学)

2017/02/23

中部人類学談話会第239回例会(170305)

みなさま

下記の要領で中部人類学談話会第239回例会(中部地区研究懇談会、南山大学人類学研究所共催)を開催します。
みなさま、ふるってご参加ください。

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南山大学人類学研究所「天文学と人類学の融合」第2回講演会
「人はいかにして時を知り、季節を愛でるのか―天文学と人類学の協働アプローチ―」

日時: 2017年3月5日(日)13:30~17:00
会場: 南山大学名古屋キャンパス S棟 S46教室

【プログラム】 
13:30 挨拶 後藤明(南山大学人類学研究所・所長)

13:40 講演1 谷川清隆(国立天文台・特別客員研究員)「文明の属地性の天文学
的側面に関連して」

14:50 講演2 佐藤吉文(南山大学人類学研究所・非常勤研究員)「古代アンデス
のひとびとは暦をどう数えたか」

15:50 コメント1 後藤明(南山大学人類学研究所・所長)

16:05 コメント2 高田裕行(国立天文台・専門研究職員)

備考: 入場無料、事前登録不要

問い合わせ先:

中部人類学談話会 <> 事務局
 中京大学現代社会学部岡部研究室気付
 E-mail: anthroch[at]gmail.com(@を[at]に置き換えています)
URL: https://anthroch.wordpress.com/
中部地区研究懇談会担当理事 佐々木重洋(名古屋大学)
中部人類学談話会会長 後藤明(南山大学)

2017/01/15

中部人類学談話会第238回例会(170128)

みなさま

下記の要領で中部地区研究懇談会・博士論文発表会(中部人類学談話会第238回例会)を開催します。
みなさま、ふるってご参加ください。
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中部地区研究懇談会・博士論文発表会(中部人類学談話会第238回例会)

日時: 2017年1月28日(土)15:00~17:30
会場: 名古屋大学文学研究科・文学部 110大会議室
 ※参加無料・事前登録不要

【プログラム】
廣田緑(名古屋大学大学院文学研究科)「インドネシア現代美術と美術家:つくる・買う・支援する主体をめぐる民族誌」

青木啓将(名古屋大学大学院文学研究科)「物質性をめぐる人類学的研究:日本刀の事例における製作、意味の生成、社会関係を中心に」

備考: 終了後、懇親会

【発表要旨】
◆廣田緑
本論文は、インドネシア現代美術の成立と展開を再構成しつつ、「つくる主体=美術家」、「買う主体=蒐集家」、 近年出現した「美術を支援する主体=アートマネジメント」たちの語りと活動、相互関係に関する詳細な記述をおこなうとともに、インドネシア現代美術史におけるこれら行為主体の動向と推移の考察をとおして、現代美術が持ち得る社会的・政治的意義を再考したものである。先史時代から現代に至るインドネシア美術の歴史を再構成するとともに、インドネシア現代美術が一貫して新旧の価値観をめぐる闘争の場であり、現実の社会・政治問題と向き合い、民衆の代弁者となって社会を変革していく力を秘めてきたことを指摘した。これの知見をふまえ、インドネシア現代美術が社会と緊密につながる「ソーシャル・エンゲイジド・アート=社会関与型美術」としての側面を持ち続けてきたこと、それは政治状況が大きく変わった現在でも、新たな展開を見せつつ継承されていることを指摘した。

◆青木啓将
本発表は、現代日本社会における日本刀を事例として、その製作過程、意味の生成、日本刀を介した社会関係を明らかにする。そして、日本刀をめぐる民族誌的記述と考察をもとに、物質文化に関する研究および、人とモノの相互交渉をより精緻に捕捉し得る視点と手法における新たな可能性について検討する。とりわけ本発表は、日本刀の多義的な意味が生じる相互交渉の過程に焦点をあて、人とモノとの相互交渉における微細な領域にアプローチする物質文化研究に寄与したい。
結論としては、第一に、人びとの刀を手に取り鑑賞ないし、使用する経験が「刀の世界」とその外部を分ける大きな要因であると指摘し、社会関係の生成への物質性の関与を確認する。第二に、本論文における物質性の捕捉方法の確認を通して、モノそれ自体とその変遷、人のモノに対する認知、表象や想像、そして、生成され、維持ないし修正される社会関係を取り結ぶ交錯点に物質性を位置づけるべきであると主張する。第三に、本論文の課題として、物質性とともにアプローチされるべき感性の研究を示唆する。

問い合わせ先:
中部人類学談話会 << anthro-chubu >> 事務局
中京大学現代社会学部岡部研究室気付
E-mail: anthroch[at]gmail.com(@を[at]に置き換えています)
URL: https://anthroch.wordpress.com/
中部地区研究懇談会担当理事 佐々木重洋(名古屋大学)
中部人類学談話会会長 後藤明(南山大学)

2016/10/21

中部人類学談話会第237回例会(161112)

みなさま

中部人類学談話会第237回例会を下記の要領で開催いたします。なお、例会は日
本文化人類学会の中部地区研究懇談会をかねて開催されています。

参加無料で、例会は一般に開放されています。事前登録の必要はありません。
みなさま、ふるってご参加ください。

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中部人類学談話会第237回例会

日時:2016年11月12日(土) 13:30~17:00
場所:南山大学名古屋キャンパスS48教室
(地下鉄名城線「八事日赤」駅より徒 歩約8分)
アクセス:http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html
※参加無料・事前登録不要

プログラム:

13:30-14:30 堀江未央(名古屋大学高等研究院YLC特任助教)
「移動する女性の所在:雲南ラフ族の遠隔地結婚をめぐる多元的語りと交渉」

14:30-15:00 質疑応答

15:00-15:15 休憩

15:15-16:15 小川秀司(中京大学国際教養学部教授)

「マカク属のサルの社会:社会生態モデルは彼らの種間種内変異を説明できるか」

16:15-16-45 質疑応答

(終了後は大学周辺で懇親会を予定しております)

問い合わせ先:
中部人類学談話会会長:後藤明(南山大学)
中部人類学談話会 <> 事務局
中京大学現代社会学部岡部研究室気付
E-mail: anthroch@gmail.com
URL: https://anthroch.wordpress.com/
中部地区研究懇談会担当理事:佐々木重洋(名古屋大学)

2016/09/05

中部人類学談話会第236回例会(160917)

中部人類学談話会第236回例会を下記の要領で開催いたします。なお、例会は日本文化人類学会の中部地区研究懇談会をかねて開催されています。

参加無料で、例会は一般に開放されています。事前登録の必要はありません。みなさま、ふるってご参加ください。

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中部人類学談話会第236回例会

日時:2016年9月17日(土) 13:30~17:00
場所:南山大学名古屋キャンパスR31教室
(地下鉄名城線「八事日赤」駅より徒 歩約8分)
アクセス:http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html
※参加無料・事前登録不要

プログラム

13:30-14:30 津村文彦(名城大学)
「東北タイにおける食物禁忌と身体の不調:ピットサムデーンをめぐるコミュニケーション」

14:30-15:00 質疑応答

15:00-15:15 休憩

15:15-16:15 大橋岳(中部大学)
「長期調査地ボッソウから隣国リベリアの森へ:西アフリカにおける野生チンパンジーの生態と保全」

16:15-16-45 質疑応答

(終了後は大学周辺で懇親会を予定しております)

問い合わせ先:

中部人類学談話会会長:後藤明(南山大学)
中部人類学談話会 <> 事務局
中京大学現代社会学部岡部研究室気付
E-mail: anthroch@gmail.com
URL: https://anthroch.wordpress.com/
中部地区研究懇談会担当理事:佐々木重洋(名古屋大学)