Archive for 1月 18th, 2013

2013/01/18

稲村哲也先生最終講義のお知らせ

亀井伸孝会員より、稲村哲也前会長の最終講義のお知らせがありましたので、転載いたします。

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中部人類学談話会のみなさま

以下の行事が行われます。
平日の昼間ですが、ご関心のある方がたの参加を歓迎いたします。
亀井伸孝(愛知県立大学)

愛知県立大学国際関係学科では,以下の通り,本年度ご退職になる,
加藤史朗先生,稲村哲也先生の最終講義をおこないます。

●加藤 史朗 教授 「おろしゃへの遠き道」
●稲村 哲也 教授 「フィールドから学ぶ」

日時:2013年1月22日(火) 12:50~14:20
場所:愛知県立大学長久手キャンパスS201教室

講義終了後には懇話会を開きます。こちらも,ぜひご参加ください。
懇話会:愛知県立大学生協食堂Bホール 参加費:500円(差入れ歓迎)

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2013/01/18

日本文化人類学会課題研究懇談会「応答の人類学」公開研究会

亀井伸孝会員より公開研究会のお知らせがありましたので、転載いたします。

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日本文化人類学会課題研究懇談会「応答の人類学」公開研究会
「地域・調査・コミットメント―かかわりの可能性を拓く」

■開催の趣旨
本研究会では、人びとの多様な生きざまに寄り添うような調査者のかかわりが、地域に生きる人々にとってどのようなコミットメントとなるのかについて、国内外の事例を持ち寄って考えたい。

地域づくり・地域福祉・地域開発――、出てきた文脈によって言葉は異なりますが、いずれも、あるローカルな社会で生きる人々の生活に資するためのよりよい働きかけを模索するもの、という点では共通しています。これらのテーマを射程において対象地域に赴く調査者もまた、自らの「訪問する」「耳を傾ける」「問いかける」「共感する」といった行為がその場でもつ実践的な意味に無関心ではいられません。また、そうしたプロセスを経て出される調査結果や報告書、提言によって地域をある観点から描き出すこと、発信あるいはフィードバックすることで、調査研究者は地域とどのように結び付き、あるいは距離を広げることになるのでしょうか。

文化人類学では、調査者の存在がいかに地域に影響を与えるかが議論されてきましたが、本研究会では、特定の学問意義を超えて、個々の調査者を受け入れる地域の側からみたときに、緩やかな、あるいは急激な地域の変化の中で、調査者がアクターとして担える役割や、文脈に応じて人々と出会う「場」を設定する工夫、相互理解が深まるプロセスが、地域における人々と「わたし」の生きざまにどう反映されるのか、といったテーマを、可能な限り前向きに、ともに話し合う機会としたい。


日時: 2013年1月25日(金)13:00~18:00
会場: 日本福祉大学名古屋キャンパス
http://www.n-fukushi.ac.jp/about/campus/access/index.html#nagoya
鶴舞駅から徒歩3分
共催: 日本福祉大学アジア福祉社会開発研究センター

プログラム:
13:00-13:05 主催者挨拶(アジアセンター関係者より)
13:05-13:10 趣旨説明(「応答の人類学」懇談会より)
13:10-13:50 報告1 宮内泰介(北海道大学)
「地域における順応的なアクション・リサーチの提案」
13:50-14:05 質疑
14:05-14:45 報告2 原田利恵(国立水俣病総合研究センター)
「『ミナマタ』の加害被害構造の中に身を置く『フィールドワーク』で見えてき
たもの、失ったもの」
14:45-15:00 質疑
15:20-15:50 休憩
15:20-15:50 報告3 平野隆之・小國和子(日本福祉大学)
「調査研究の『場』づくりとコミットメント」
15:50-16:00 質疑
16:00-16:40 報告4 清水展(京都大学)
「『参与観察』の再想像/再創造―世界遺産棚田村における住民主導の植林運動
へのコミットメントの経験から」
16:40-16:55 質疑
16:55-18:00 全体討論とまとめ
事務連絡
「応答の人類学」初年度報告と次年度の計画(亀井)
「応答の人類学」会計報告(小國)

備考:
登壇者の事情等により、当日、発表および質疑時間の微調整を行う可能性があり
ます。

問い合わせ先:
日本文化人類学会課題研究懇談会「応答の人類学」事務局
E-mail: outou.office@gmail.com
URL: http://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~com_reli/jasca_outou/