中部人類学談話会第212回・第213回例会のお知らせ:「特集・生態人類学の現在」(生態人類学会協賛)
■場所
椙山女学園大学星ケ丘キャンパス(地下鉄東山線「星ヶ丘」より徒歩5分)
<趣旨>
中部人類学談話会は日本文化人類学会中部地区懇談会であると同時に中部地区の自然人類学、霊長類学、考古学などの研究者が集って活発に活動を行う場であった。今回のテーマである生態人類学は自然科学と人文社会科学の接点に存在する重要な研究分野である。現在、生態人類学は地理学、社会学、考古学、生態学、霊長類学、農学、水産学など諸分野との協力関係を構築するにおいて中心的な役割を果たしていると言える。
日本において生態人類学の系譜を考えると、ひとつは東京大学にいた渡辺仁のアイヌエコシステム論に由来する研究があり、もう一方では京都大学の伊谷純一郎を中心とする霊長類・アフリカ研究があった。中部地区にはその系譜を引く研究者が多く、また京都大学霊長類研究所および財団法人日本モンキーセンターが犬山にあり常に中部人類学談話会の重要な一翼を担ってきた。
このような事情に鑑み、今回の連続企画を行うことによって、あらためて日本における生態人類学の系譜と現代的な意義を考えたい。
@ 中部人類学談話会 第212回例会
2012年7月21日(土)
「特集・生態人類学の現在 (1) 東京大学における系譜と展望」
(コーディネータ: 後藤明(南山大学))
報告者: 口藏幸雄(岐阜大学)
報告者: 佐藤弘明(浜松医科大学名誉教授)
コメンテータ: 渡邉毅(椙山女学園大学)
@ 中部人類学談話会 第213回例会
2012年9月29日(土)
「特集・生態人類学の現在 (2) 京都大学における系譜と展望」
(コーディネータ: 亀井伸孝(愛知県立大学))
報告者: 市川光雄(日本モンキーセンター、京都大学名誉教授)
報告者: 松浦直毅(静岡県立大学)
コメンテータ: 竹ノ下祐二(中部学院大学)
*生態人類学会協賛(http://ecoanth.main.jp/news/chubu_anthro.html)