20100104 公開シンポジウム&実演「花祭りの過去・現在・未来」(1月16・17日実施)

会員の佐々木重洋さん(名古屋大学)からご案内がありましたので、転載いたします。問い合わせ先等は、ポスターをご参照ください。
花祭りシンポポスター縮小版.JPG                             

公開シンポジウム&実演「花祭りの過去・現在・未来」

開催日程:平成22年1月16日(土)・17日(日)
会場:名古屋大学・野依学術記念交流館
主催:名古屋大学大学院文学研究科比較人文学講座(阿部、佐々木)

共催:愛知県、設楽町、東栄町、豊根村、愛知県教育委員会、設楽町教育委員会、東栄町教育委員会、豊根村教育委員会

1.趣旨

 花祭りは、天竜川水系沿いに限定して分布する霜月神楽の一種であり、わが国でもっとも有名な民俗芸能のひとつである。この花祭りが現在、継承の危機に直面しており、地区によってはすでに廃絶したところもある。こうした状況を受けて、その継承支援が地区を越えて注目を集めるようになる一方、愛知県は花祭りの世界遺産登録を目指す活動を推進している。

本シンポジウムでは、花祭りを取り巻くこうした現状をふまえ、花祭りが有するさまざまな特色や多面的価値についてあらためて考える機会を提供するとともに、この祭礼が現在直面している諸問題を明らかにし、その未来を再考する。また、名古屋大学赤崎記念研究奨励事業の一環として、奥三河の花祭りの事例から、名古屋大学が地域研究および地域文化の継承、その際の地域連携において果たし得る役割についても考える。

2.プログラム

1月16日(土)
12:00 開場、受付開始
13:00 研究科長挨拶
13:15   趣旨説明 佐々木重洋  (プロジェクト代表・名古屋大学文学研究科)
13:30-14:30   基調講演 山路興造(民俗芸能学会代表理事)
15:00-17:30   セッションI: 「花祭りの特色再考?その日本列島の中での位置づけ?」
  山崎一司(元富山村教育長)
  井上隆弘(民俗芸能学会会員)
  中村茂子(独立行政法人文化財研究所・元民俗芸能研究室長)
  松尾恒一(国立歴史民俗博物館・准教授)
  コメンテーター:羽賀祥二(名古屋大学文学研究科・教授)
     *座長 阿部泰郎(名古屋大学文学研究科)

1月17日(日)
8:00 開場
9:00-11:30    セッションⅡ: 「過疎山村地域における伝統文化の現状と継承」
  桜井弘人(飯田市美術博物館・学芸係長)
  山崎浩史(愛知県・地域振興部地域政策課山村振興室・主事)
  伊藤太佳彦(愛知県・生涯学習課文化財保護室・教育主事) 
  林泰子(名古屋大学大学院文学研究科)
  吉田千穂(花祭の里交流サイト・管理人)
  コメンテーター:川村清志(札幌大学・教授)、内田順子(国立歴史民俗博物館・准教授)
    *座長 佐々木重洋(名古屋大学文学研究科)

(休憩)

13:00-14:30   花祭り実演 東栄町小林(小林花祭り保存会)
            豊根村三沢山内(山内花祭り保存会有志)

14:45-16:45   パネルディスカッション(招待者全員)
  「花祭りの継承をめぐって:課題、地域連携のあり方、その中で大学が果たす役割」
      *全体司会 阿部泰郎、佐々木重洋

16:45-17:00   総括と閉会の辞

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