2009/01/08
南山大学の木田さんから、1月31日開催の南山大学オープン・リサーチ・センター歴史部会公開研究会「異文化を展示する」 に関するご案内をいただきましたので、以下にリンク先と内容を転載いたします。
http://www.nanzan-u.ac.jp/MUSEUM/event/index.html#link090131
歴史部会公開研究会「異文化を展示する」
南山大学人類学博物館オープンリサーチセンター歴史部会では、昨年、「歴史を展示すること」と題した研究会を実施した。これは、人類学博物館の歴史資料
(含考古資料)の展示を考えるにあたって、展示という表象の実践には常に展示する側とされる側との間に絶えず権力関係が生じるという問題提起をうけて実施
されたものである。
同様に、人類学博物館の民族(誌)資料の展示については、異文化表象という問題が常につきまとう。欧米においては、この問題は早くから意識されていたが、日本の博物館においては、一部を除いて、未だ博物館側に問題意識が共有されていないのが現状であろう。
本研究会では、展示における歴史表象に続き、他者表象・異文化表象の問題を取り上げる。ここでの議論によって、少しでもこの問題に対する関心が喚起されることを願っている。
- 日時、会場
(1)日時 2009年1月31日(土) 13:30〜17:00
(2)会場 人類学博物館展示室、南山大学名古屋キャンパス B棟 4階 B47教室
- 内容
基調講演「異文化展示の現在」 吉田憲司氏(国立民族学博物館)
コメント:松田京子氏・永井英治氏(南山大学)

*参加費無料、申し込み不要です。
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2009/01/08
南山大学の木田さんから、1月25日開催の南山大学オープン・リサーチ・センター人類学部会公開研究会「パプア・ニューギニアの物質文化」 に関するご案内をいただきましたので、以下にリンク先と内容を転載いたします。
http://www.nanzan-u.ac.jp/MUSEUM/event/index.html#link090125
人類学博物館には、1960年代までに収集されたパプア・ニューギニアの民族誌資料が多数収蔵、展示されている。このコレクションは、日本国内でも有数
のものとして知られている。本研究プロジェクトとしては、人類学博物館収蔵資料を体系化し、博物館における教育・研究に活用可能な状態にすることを、ま
ず、第一に考えなければならない。そこで、2008年度のオープンリサーチセンター人類学部会の研究活動の一環として、当館収蔵資料に関する研究会を開催
したい。
当館に収蔵されているニューギニア関連資料は、それ自体質量共に優れたものであるが、必ずしも十分に研究されているとはいえない。そこ
で、まずはじめに、このような民族誌的物質文化資料がどのような方針のもとに研究されるべきか、実際にニューギニアの物質文化資料を研究された経験のある
専門的研究者をまじえて、その方法論的レベルでの議論が不可欠であると考える。
第二に、本資料群は人類学・民族学だけでなく、様々な研究領域を交錯させることを可能にする。実際に、考古学的研究をこの資料群に適用し、人類学・民族学的知見に寄与するだけでなく、考古学にもその研究成果をフィードバックさせられる可能性を有している。
以上にように、今回の研究会では、はじめに資料ありき、を趣旨として、物質文化研究の方法論構築・他領域との複合的研究・他の研究機関との共同研究の基盤づくりを目指したい。
- 日時、会場
(1)日時 2009年1月25日(日) 10:00〜17:00
(2)会場 人類学博物館展示室、南山大学名古屋キャンパス B棟 4階 B47教室
- 内容
於:人類学博物館展示室
・「昭和39年、ニューギニア調査の再考と課題」 早川正一氏(南山大学名誉教授)
於:南山大学名古屋キャンパス B棟 4階 B47教室
・「民族資料の考古学的研究−ニューギニアの石斧、その使用痕分析」 原田 幹氏(愛知県教育委員会)、黒沢 浩氏(南山大学)
・「天理参考館所蔵のニューギニア資料」 吉田裕彦氏(天理参考館)
・「ニューギニアの民族考古学調査」 高橋龍三郎氏(早稲田大学)
・「ニューギニア民族資料の記述」 後藤 明氏(南山大学)
討議:民族資料研究の方向性

*参加費無料、申し込み不要です。
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